私の母は美魔女

私の母は、年齢と共に美しくなっているように感じます。

元々教育熱心だった母。

そんな母が怖くて、母の機嫌を伺いながら恐る恐る過ごす毎日、母に褒められたくて勉強を頑張ったりスポーツを頑張ったり、負けず嫌いな性格も相乗して何でも一生懸命にやりました。

 

その頃の母と言えば、教育委員会の中にいるコテコテの教育ママとでも言うかのようなオバサンのイメージでした。

着る服一つにしてもオバサン服と言うか…

化粧も持ち物も何もかもがダサいオバサンでした。

 

しかし、子は巣立ち大学を卒業して親の手を離れる時期が来ます。

するとそれまで家族のために頑張ってきた母は、何をすればいいか分からずただひたすら寂しい思いを感じるようになったのです。

今まで十数年間わき目もふらずに子どもの事を考えて一生懸命やってきた。

しかし、今や私は必要とされていないと言う寂しさ、そしていつまでも子どもと一緒に居たいと言う寂しさ、子離れが出来なかったのです。

しかし順調に親離れしていく子ども達。

母の気持ちも考えずに母を傷つけたなと、今振り返ると反省します。

 

そんな母が失意の底から立ち直るきっかけとなったのが「美容」でした。

若くして子どもを産んだ母は、周りの誰よりも先に家庭に入りました。

だから、友達が遊び盛りの頃に子育てに追われて、お洒落もろくに出来ずに子育てに励みました。

あの頃、周りの友達がお洒落に対してお金を使ったり、旅行に行ったり、着飾って遊んだり…そんな事が羨ましかったなあと昔を思い出して、若い頃遊べなかった分、今から遊ぼう!って思いついたそうです。

 

それから母はフィットネスクラブへ行ったりダンスを習い始めたり…

それに伴い若いお友達を沢山作っていきました。

そしてエステの機械を購入して自分磨きに励むようになりました。

 

エステの機械を購入した事により、お店を出してはどうかと言う話が持ち上がり、母はそのままお店のオーナーになる事になったのです。

それからは仕事三昧。

母は主婦から社長へと転身したのです。

それからと言うもの、どんどん美しくなっていく母。

 

そんな母を見ていて誇りに思います。

三人の子どもを立派に育て上げた母。

子育てに投じたエネルギーは相当なものだったと思います。

そして今はそのエネルギーを仕事に…

すごい事です。

 

いつか私も、そんな母に恩返しが出来るように頑張っていきたいです。